会津農林高等学校

芸術鑑賞教室 学校寄席

 会津若松市文化センターにて、芸術鑑賞教室が行われました。

今回のテーマは、「学校寄席」

株式会社 影向舎 様による寄席入門、講談、曲芸です。

 

 今までこのような寄席に馴染みの薄い生徒も多く、

 「笑点が好きで、毎週見ています!」という生徒も、落語を見るのは今回が初めてだったり、

多くの生徒にとって今日が落語の初体験となりました。

 

プログラムは以下のとおり。

一、寄席入門  春風亭柳橋 さん

二、落  語  春風亭昇也 さん

三、講  談  一龍斎貞友 さん

四、体験コーナー <落語家(仕草)体験!>

五、色  物  三増紋之助 さん

六 落  語  春風亭柳橋 さん

 

はじめは、落語を見ることに慣れていないためか、それとも会津の人の気質か、

ならぬことはならぬものです、と言わんばかりの硬い表情で

微動だにせずジッと演者を見つめる生徒たち。

それでも演目を重ねるごとに明るい表情で大きな声で笑うようになるなど、段々と雰囲気に慣れていった様子です。 

 

落語では春風亭昇也 さんによる「牛ほめ」。

与太郎が父に言われ、おじさんの家を褒めに行くが・・・という話。

プロの落語家の声と雰囲気に、生徒も圧倒されていました。

 

続いて一龍斎貞友さんによる講談です。

ハリー・ポッターシリーズの “モリー・ウィーズリー”

クレヨンしんちゃんの “マサオくん”

忍たま乱太郎の “しんべヱ”

魔法使いサリーの “よし子ちゃん”

ちびまる子ちゃんの “お母さん・小杉君”

の声優としても活躍される貞友さん。

相撲をテーマにした講談のほか

落語の楽しみ方・聞き方についてのレクチャーもしてくださり、

そのこともあってこのあたりから生徒の緊張もほぐれてきたようです。

 

 「体験コーナー」では、本校代表3名による、仕草の体験が行われました。

扇子を箸に見立ててそばをすする一連の仕草について、プロの方からアドバイスを受けながら

学んでいます。

どんぶりを持つ手、箸を持つ手、体の動かし方や表情などの仕草によって、

実際にはないものをそこにあるように見せるのはとても難しいことですが、

一生懸命演じていました。

 

また、三増紋之助さんの独楽を使った曲芸にも参加させていただきました。

有名アニメの有名シーンの再現とあって、大きな盛り上がりを見せていました。

 

最後の落語では、「知らないことを知らないと言えなくて・・・」という知ったかぶりの話。

生徒はその話に聞き入ったり笑ったり、大いに楽しんでいるようでした。

 

その後校内では「テンシキ」を借りに来る生徒の姿が一部で見られました。

 

株式会社 影向舎 様、お世話になりました。ありがとうございました。