この度、本校は福島県立耶麻農業高等学校と統合し、新生会津農林高等学校としてホームページをリニューアルいたしました。
今後とも、内容の充実を図るとともに、わかりやすく・最新の情報を発信してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
この度、本校は福島県立耶麻農業高等学校と統合し、新生会津農林高等学校としてホームページをリニューアルいたしました。
今後とも、内容の充実を図るとともに、わかりやすく・最新の情報を発信してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
本日収穫された会津小菊かぼちゃです。
かぼちゃの表面が白い粉をふいているように見えますね。
これは、「ブルーム(果粉)」と呼ばれるものが果皮表面を覆っているためです。
植物表面にはクチクラ(cuticula)という皮膜がありますが、
植物は自ら作り出したロウ物質でクチクラ表面を覆っています。
この表面を覆うロウ物質が「ブルーム」と呼ばれるものです。
「ブルーム」によって朝露や雨などの水分をはじくことで、細菌の繁殖を防ぐことのできるスグレモノです。
※クチクラ(cuticula)は英語でいうキューティクル(cuticle)のことです。
人間が髪のキューティクルを保護するためにトリートメントを付けるように、
植物も自分の"キューティクル"を保護しています。
ワックスを掛けたように表面がテカテカしたりんごや、表面が白く粉っぽい柿やキュウリ、ぶどうやブルーベリーなど、
表面を覆うブルームによって特徴的な見た目になっているものもあります。
新鮮で完熟した果実の「美味しさの目安」ともいわれるブルームですが、
このように光沢があったり、粉っぽかったり、水を弾く様子を見たりすると
「化学物質、農薬が付着しているのでは?」と感じる人もいるため、
市場のニーズに合わせ、出荷前にブルームの拭き取りが行われたり、
品種改良によりブルームの出ない「ブルームレス」な品種が作られるなどしています。
今日収穫された会津小菊かぼちゃは、
少しの期間追熟・乾燥させた後、表面の拭き取りをしてから出荷される予定です。
見かけたら、ぜひお手にとってみてください。
保存が効くので、食べるだけではなく、観賞用にも適していますよ。