学校長挨拶

 平素より本校教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 本校は、明治40年に河沼郡立農業学校として創立され、福島県立会津農林学校に、昭和23年学制改革に伴い坂下高等女学校を合併して会津農業高等学校に、昭和29年には普通科を坂下高等学校として分離し、よく30年に会津農林高等学校となり今日に至っております。今年で創立115年目を向かえ、「誠実・勤勉・忍耐」の校訓のもと、長い歴史の中で培われてきた伝統や校風は、脈々と受け継がれております。現在、「農業園芸科」・「森林環境科」・「食品加工科」の3学科を有し、様々な体験をとおして確かな学力はもとより、主体的に判断し行動できる資質や能力を育成するとともに、命の大切さや思いやり、他者を慈しむ心など豊かな人間性を育てて参りました。これまでに21,933名を輩出し、農林業界はもとより、政官界、実業界、教育界で会津地域のみならず、広く国内外で活躍しております。
 母校の校長として2度目の勤務になりますが、現在もコロナ禍にあって、様々な制限を受け、感染リスクをゼロにできない中で生活を送っております。そんな中でありますが、感染防止対策と学びの保障・教育活動の継続の両立を図っていかなければならないと思っています。
皆さんには、引き続き健康観察を含め基本的な感染対策をした上で、何が正しい情報なのかを見極め、何をすべきか、何をすべきでないかを冷静に判断し行動していただきたいと思っています。
 さらに、本校生には何事にも挑戦、すなわちチャレンジする気持ちを大切に高校生活を送って欲しいと思っています。挑戦することで、成功することの喜びや充実感、達成感を得ることができますし、成功しなかったとしても、失敗ではありません。そこからたくさんのことを学びます。失敗とは、何もしないこと、行動しないこと、そしてあきらめることだと思います。ひたむきな努力は、自分自身を大きく成長させるだけでなく、いつしか人の心を動かし、人に勇気や感動を与えることに繫がることもあります。自分の可能性を信じ、あきらめることなく挑戦していただきたいと思っています。
 これからも、農業教育をとおして、たくましく、社会で生き抜く力の育成に全力であたってまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。


            福島県立会津農林高等学校長 佐藤 文男